【米国株紹介】デジタル・リアルティ・トラスト データセンター世界的大手

中国株を2連投したので、今回は米国株をご紹介。

データセンター運営大手のデジタル・リアルティ・トラスト

(Digital Realty Trust)。ティッカーシンボルはDLR。日本では

知っている限りでは存在しない(はず)データセンター専門のREIT。

 

 

データセンターの世界的大手は、他にEQUINIX(EQIX)が最大手

として君臨しており、同社が東証1部に上場していたビットアイルを

TOBする等、日本には積極的に進出。

 

DLRも三菱商事と組んで日本に進出しており、東京・三鷹と大阪・

茨木にセンター開設済。北米だけでなく、欧州、アジア太平洋(香港・

シンガポール・オーストラリア)にも拠点があり、米国の比重が高い

ものの地域的なバランスもある程度ある。

 

業界の動向

世界的な動向を見ると、EUが一般データ保護規則(GPDR)を

設けて域外への個人情報の移転に規制がかかるなど、それぞれの

国内orブロック外へのデータ移転は徐々に制限が掛けられるように

なる可能性が高そう。その為、地域のハブ都市にメガセンターを

作るだけではなく、mid-sizeのセンターを各都市に作る必要が

あるのかもしれない。

 

同社がIR用にまとめた資料が下記

http://s21.q4cdn.com/814695872/files/doc_presentations/2018/June-2018-Digital-Realty-Investor-Presentation.pdf

 

非常に見やすいIRだが、Key figureを紹介

  • 米国REITの中で取引額上位7位
  • 12か国の32都市で203センターを運営。
  • 13年連続増配

 

買収も検討?

投資機会の中で最初にAcquire(買収)と記載があるので、

ひょっとしたら、日本国内でのデータセンター専業会社も

検討していてもおかしくない。例えば上場しているデータ

センター専業(多分唯一)のさくらインターネットの有価

証券報告書を見ると、総合商社大手の双日が28.13%、

創業社長の田中氏が14.6%を保有しているので、足し合わせる

と42.73%。TOBを行えば過半数の確保は楽勝なはず。

 

デジタル化社会のインフラ企業といっても差し支えない企業で着実な

収益が期待出来そうだ。

 

そのうちに中国のデータセンター事情も纏めてみようと思います。

 

【中国株紹介】洛陽楽川モリブデン 隠れ北朝鮮銘柄?

北朝鮮が米国との歴史的な対話を行ってはや1週間。

凄く気が早いが、北朝鮮が対外開放を進めた際に恩恵を受け

そうな中国株(香港上場)をご紹介。

 

洛陽楽川モリブデンとは?

洛陽楽川モリブデンは、レアアースの一種モリブデンや

タングステン、金、銅などの採掘・精錬・加工等を

手掛ける。世界最大級のモリブデン鉱山を保有する等、

特にモリブデンやタングステンで強み。タングステン

でも世界2位の規模を誇っているとのこと。

 

北朝鮮との関係は?

何故この銘柄が北朝鮮銘柄かというと、タングステン、

モリブデン共に北朝鮮国内に莫大な量が埋蔵されていると

考えられている為だ。

モリブデンは合金精製に、タングステンは工具や兵器の弾頭等

(比重が大きいために劣化ウランの代替として)に必須の物質

 なので中国だけでなく、日本・韓国・ロシア等の近隣諸国も

喉から手が出るほどに欲しい材料。

 

北朝鮮の資源については下記リンク参照

https://nautilus.org/napsnet/napsnet-special-reports/the-mining-industry-of-north-korea/

 

電力不足や技術不足などがあり北朝鮮での採掘・生産は低調な

ようだが、元々日本の統治していた時代に同地に建設していた

水力発電所の改善等によって電力等を確保出来れば、最終消費地

に比較的近い北朝鮮からの鉱物輸出は盛んになるに違いない。

 

但し、2016年の国連安保理決議2270において北朝鮮との

レアアース取引は禁止されているので、同決議が緩和されれば、

同社の北朝鮮での事業の可能性が開けそうだ。

 

【中国株紹介】中国再保険 アジア最大の再保険会社

 

中国最大かつ唯一の再保険会社が中国再保険(China re)。香港で上場しているので、マネックス証券等を通して日本からも購入出来る先。

 

国務院系の中国投資有限責任公司の傘下にある中央匯金投資有限責任公司が71.6%、中国政府の財政部が12.7%保有しており、政府が実質8割以上を握っている。

 

元々中国の保険市場は、国営の中国人民保険公司が市場を独占していたが、1998年に生保・損保・再保険機能の3社に分割。そのうちの再保険部門が同社。

 

経常収益はこの5年で約50%伸びているものの、経常収益はほぼ横ばい。中国2季報によると、2018年の経常収益は1171億元(約2兆円)。比較対象として異なるが、日本の損保最大手の東京海上日動と比べてみると、同社の経常収益は5.2~5.3兆円。

 

この業界の世界的大手は、Munich reやSwiss re, Hannover re等欧州系が強く、その次にウォーレンバフェット率いるBerkshire Hathawayが続く。中国再保険のランキングは見つからなかったが、同社の経常収益に占める再保険の割合等から試算するとおそらく世界5位~6位くらいに位置するはず。

 

中国再保険の次の一手は?

ちなみに再保険業界では、ソフトバンクが大手の前述のSwiss reの株式取得を目指していたが、2018年5月に交渉決裂したとの報道。利益の出にくい国内市場だけを狙うのではなく国際市場に打って出ようとしているChina reも虎視眈々と欧州系再保険会社を狙っているかもしれない。