北朝鮮が米国との歴史的な対話を行ってはや1週間。
凄く気が早いが、北朝鮮が対外開放を進めた際に恩恵を受け
そうな中国株(香港上場)をご紹介。
洛陽楽川モリブデンとは?
洛陽楽川モリブデンは、レアアースの一種モリブデンや
タングステン、金、銅などの採掘・精錬・加工等を
手掛ける。世界最大級のモリブデン鉱山を保有する等、
特にモリブデンやタングステンで強み。タングステン
でも世界2位の規模を誇っているとのこと。
北朝鮮との関係は?
何故この銘柄が北朝鮮銘柄かというと、タングステン、
モリブデン共に北朝鮮国内に莫大な量が埋蔵されていると
考えられている為だ。
モリブデンは合金精製に、タングステンは工具や兵器の弾頭等
(比重が大きいために劣化ウランの代替として)に必須の物質
なので中国だけでなく、日本・韓国・ロシア等の近隣諸国も
喉から手が出るほどに欲しい材料。
北朝鮮の資源については下記リンク参照
https://nautilus.org/napsnet/napsnet-special-reports/the-mining-industry-of-north-korea/
電力不足や技術不足などがあり北朝鮮での採掘・生産は低調な
ようだが、元々日本の統治していた時代に同地に建設していた
水力発電所の改善等によって電力等を確保出来れば、最終消費地
に比較的近い北朝鮮からの鉱物輸出は盛んになるに違いない。
但し、2016年の国連安保理決議2270において北朝鮮との
レアアース取引は禁止されているので、同決議が緩和されれば、
同社の北朝鮮での事業の可能性が開けそうだ。