本当の「ほったらかし投資」をして、人生を充実させよう

最近、投資に興味のある方の界隈で、「ほったらかし投資」という単語が出てくることがあります。

インデックス型の投資信託を購入して、積立と配当金再投資の複利効果によって資産を形成していくという手法です。

個人的には完全に同意していますし、ケチをつけるつもりは更々無いのですが、最近よく思うのです。

ほったらかし」って、みんなが思っている以上に難しいと。

【過去の記事は下記】

本当に「ほったらかし」にしてますか?

30年前であれば、ほったらかしはそれほど難しくはなかったでしょう。

そもそも情報源は日本経済新聞か四季報位で、証券口座の売買も窓口か電話等での取引が必要だったので物理的にハードルが高く、下落したから即売却ということが難しい状態でした。

現在の高度情報化社会では、夜中でもリアルタイムで世界中の相場の情報が入ってくる上に、スマホ上で簡単に売買が出来てしまいます。

こんな状況下において、つみたてNISAで購入して20年ほったらかしというのは余りに誘惑が多すぎるのではないでしょうか。  

つみたてNISAの制度は開始してまだ2年ですが、非課税枠の40万円を20年間最後まで保有しきる方はかなり逓減してしまうのではないかと思います。

では何をすべきか?

ここからいよいよ本題に入ってきます。少し長くなりますが、ご了承下さい。一応、全くの投資初心者の方を念頭に置いています。

まずはSBIや楽天、マネックス等のネット専門証券で口座を作る

単に手数料が安いという理由だけではありません。

他の投資信託や株式に乗り換えないかと営業を掛けてくる心配がないからです。

また、やたらと書類を送ってくることもないので、「ほったらかし投資」には適しています。

つみたてNISAの口座を開設する

特定口座よりも売却に対する心理的ハードルが高く、確定申告の必要もないので、ケアフリー(手入れ不要)の為。

インデックス型投資信託を毎月購入する仕組みを作る

代表的なのが、楽天証券における楽天カードの投信積立でしょう。

毎月5万円まで投資信託を購入する事が出来るので、つみたてNISAの年間購入枠40万円を使い切ることが出来ますし、楽天ポイントも付きます。

他の証券会社でも、何らかの自動送金・積立購入の仕組みを設けています。

購入銘柄についてですが、S&P500か全世界の株価に連動する銘柄を選んでおけば、良いのではないでしょうか。

銘柄選びに関しては、扱っているブログやYouTubeが数多あるので割愛します。

ここまでは、まぁ、20代~40代で投資意識の高い方のうち多くがしていることでしょう。この先がいよいよ私が独自に主張したいことですので、少しお付き合い下さい。

証券会社のアプリを消す、証券会社サイトをお気に入りから削除する、家計簿アプリなどからも証券口座を削除する

携帯やPCを開いた時にアプリが目に入ってしまうと、残高を確認して組み換えしたくなってしまうのが、人間の性。

物理的に接触の機会を削減してみましょう。

ネット証券のIDとパスワードを何らかの方法で処分or隔離する

ログインパスワードを保有しているとついつい残高が気になってしまうので、パスワードを破棄する(シュレッダーにかける)か、もしくは信頼出来る方(例:遠い地域に住んでいる親)等に預ける、または貸金庫等に預けてしまい、物理的に確認出来ないようにしてしまう。

IDとパスワード両方を誰かに預けるのは心配ということであれば、一方だけでも預けるとログインできなくなります。

貸金庫を借りる余裕もないし、親族に預けるのはちょっと…と考えるかたは、タイムカプセルの業者(参考資料に記載)でも活用してみましょう。

10年まで預かってくれるそうです(笑)

リバランスは1年に1度だけというルールを課す

さすがに20年間全く確認しないのもリスクがあるので、定期的に残高を確認しましょう。

購入銘柄や購入金額を見直すのは1年に1度で十分でしょう。(タイムカプセルに預けた場合や破棄した場合には不可ですが)

遠方の親にIDを預けておけば、帰省した際に残高確認&リバランスを行うことが出来ます。

投資のことは忘れて、生活を充実させることを実行する

ここから先は個々人が、それぞれの環境に応じて考えるべきこと。

投資先についてアレコレ考えるよりも、風呂掃除をしたり、盆栽を育てたり、仕事をしたり、日記を書いたりする事の方がずっと重要です。

そもそも、世界経済や米国経済の長期的な成長を信じて賭けたのだから、多少のイベントは気にしなくていいはず。

あなたが寝ている間にも、コカ・コーラ社はコーラを何百万本を販売してくれますし、NIKEは厚底靴ヴェイパーフライで確実な収益をあげてくれることでしょう。

まとめ

投資信託の「信託」とは、 「自分の大切な財産を、信頼できる人に託し、自分が決めた目的に沿って大切な人や自分のために運用・管理してもらう」ことと信託協会は定義しています。

あなたはインデックス型の投資信託を購入しているというよりも、証券会社、信託銀行、その後ろにあるマーケットという経済活動の仕組そのものの価値に対して信託するという行為をしているのです。

結局、長期的に正しいと思われる投資額、投資先に賭けたにも関わらず、途中で解約等をしてしまう原因は、受益者と投資方針を決める人が同一である為だと私は思います。

長期的な目的と短期的な損益が混同してしまい、▲50%に下落した程度で売却してしまったら、ドルコスト平均法の恩恵を受けることなく勿体無いことをしていることになります。

そのため、上記の方法によって受益者と運用方針決定者を物理的・時間的に隔離して、余計な手出しをさせないようにするのです。

本当の「ほったらかし投資」を実行して、人生の質を向上させるようなことにもっと資源を投入していきたいですね。

《参考文献》

信託協会: https://www.shintaku-kyokai.or.jp/trust/

タイムカプセルサービス:  http://www.timecapsule.co.jp/

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