【地味すぎる米国株】Crown Crafts 乳幼児製品卸売 配当利回りは驚異の7%

NASDAQでスクリーニングをしていたら、地味な銘柄を見つけたのでご紹介しておきます。乳幼児用製品製造のCrown Crafts クラウン・クラフツ(ティッカーシンボル:CRWS)です。

「地味すぎる米国株」シリーズの第五弾です。

何をしている会社?

  • 主業は乳幼児向け製品の企画・卸売
  • 本社はルイジアナ州ゴンザレス
  • 創業は1957年
  • 2007年にNASDAQ上場
  • PERは9.2倍
  • PBRは1.12倍
  • 時価総額は約4,650万ドル(NASDAQでは時価総額5億ドル以下を小型株と定義)
  • 主な子会社はNOJO、neat Solutions、SASSY、 Carousel Designs 等
  • 売上高に占める顧客上位は、ウォルマート(41%)、Amazon.com(16%)、ターゲット(10%)

株価は?

10年来の株価は以下の通り(NASDAQサイトから転載)。

2016年には10ドルを超える水準まで達しましたが、その後徐々に下落して、現在4.6ドルになっています。

2016年以降の株価下落について調べてみましたが、2017年の売上高大幅減少が背景にあるようです。

配当は?

NASDAQサイトから過去7年の配当金実績を転載。ここ2年程は4半期毎に0.08ドルで安定しています。

年間配当金額は0.32ドルになりますので、現在の株価4.6ドルに対しての配当利回りは6.95%となります。

財務状況は?

Form 10-Kを参照すると、2019年3月期の売上高は7,638万ドル、純利益は501万ドル。

2017年に大きく売り上げが減少しましたが、 SASSY、 Carousel Designs 等のブランド(子会社)の買収によって回復しつつあります。

ちなみに2017年3月期には前年比で20%以上も売上高が減少しています。

その理由について2017年度のForm 10-Kで紹介されていますが、①2017年のブラックフライデー(11月の買い物商戦)が盛り上がらなかった事、②人民元とドルの為替が不利に働いた事、③ベビーベッドに可能な限り物を置かないトレンドになりつつあること等が紹介されています。

あと2019年3月期の下記10-Kでは、一株あたりの利益が0.50ドルと記載されています。上記記載の通り一株あたりの配当は0.32ドルですから2019年3月期の配当性向は64%ということになります。

7%の利回りということで、配当性向が100%超えているのでは無いかと危惧しましたが、無理のない配当性向になっています。

まとめ

やはりこの銘柄の特徴は7%に迫る高配当という点にあります。

日本国内の企業で7%の配当を出しているところは皆無に等しいので(最近利回りの高いJTですら6.39%)、非常に魅力的です。

ただ一方で、Form 10-Kでリスクとして例示されていますがアメリカ国内の出生数はここ数年低下傾向にあります(参考資料記事参照)から、そうした人口減少トレンドをどこまで織り込むのかが難しいところ(ここ数年の株価下落は出生数低下を反映したものだと考えられます)。

さらに、小型株故に毎日の取引額が小さい(流動性が低い)ことも懸念事項でしょう。毎日の取引額が1万株を切る日もあるようです。(現在の価格が4.6ドルなので、一日の取引額が数百万円)

長期的に大きな成長を見込むことは出来ませんが、ちゃんと利益を出してくれる会社ですので、「じぶん年金」の一銘柄として組み込んでもいいかもしれません。

これまであまり「地味すぎる米国株」シリーズは面白そうな銘柄が中々見つけられずに停滞していましたが、NASDAQサイトでスクリーニングを掛けるという方法を見つけたので、今後は頻繁にご紹介と思います。

参考資料

ホームページ  https://www.crowncrafts.com/

NASDAQ  https://www.nasdaq.com/symbol/crws

FORM 10-K https://www.crowncrafts.com/investor-relations/sec-filings/all-sec-filings/content/0001437749-19-011913/0001437749-19-011913.pdf

アメリカ出生数記事  https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/05/86723e03c8957261.html

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