【G20開幕直前】米中リムジン対決

いよいよ開幕するG20。既に多くの首脳は大阪入りしています。

会議の内容はさておき、空港からホテルに移動する車列を確認してみると、ここから国際社会の力学や国民性が垣間見えてきます。さらに米中両大国の対立の構図もはっきりとしてきます。

多くの国は日本側が用意したメルセデスに乗車

比較しやすいように、テレビ東京が各国の専用機をまとめてくれましたので、転載しておきます。

確認出来るだけで、ブラジル、韓国、カナダ、イギリス、イタリアは同じ番号から始まるナンバーのメルセデスに乗っていました。おそらく警視庁が保有している車両の可能性が高そうです。(サウジはよく確認出来ず)

トルコ・エルドアン大統領はプレート無しのメルセデス・マイバッハ

上記リンクの32:00あたりでよく見えますが、トルコのエルドアン大統領はメルセデス・マイバッハに乗っています

国内でレンタルしたのかと思いましたが、下記のパリにおけるエルドアン大統領の車と全く同じ。どうやらどうにかして日本まで運んできたようです。

ナンバー無しで公道を堂々と走るトルコらしい愛国心というかプライドの高さが感じられます。

トランプ大統領は専用車ビーストに乗車

数日前に伊丹空港にアメリカ空軍のC-17輸送機で運び込まれた大統領専用車「ビースト」。大統領がどこに行ったとしても輸送機で空輸するとのこと。世界中に展開できるロジスティック能力を持ったアメリカだからこそ可能になります。装甲車並みの防御能力を持っていることや血液まで備えていること等、紹介した記事は幾らでも出てきますし、何度も来日しているので、割愛します。

プーチン大統領も輸送機でメルセデス持ち込み

ロシアのプーチン大統領も事前に空軍のイリューシン76でお気に入りのメルセデスのリムジンを持ち込みました。

このリムジンは2016年に山口県で行われた日露首脳会談でも空輸されてきたものと同じでしょう。

自国の車両ではなく、ドイツ製の車両に乗るところがロシア人のドイツ製品への憧れを物語っています。

https://www.sankei.com/world/news/190625/wor1906250028-n1.html

習近平国家主席は中国産高級車「紅旗」で登場

今回最も驚いたのは、中国の習近平国家主席が載っていた車が中国産の最高級車「紅旗」だったことでしょう(上記の1:37:50あたりご参照)。

外交官ナンバーを付けていますが、去年2018年に李克強首相が来日した時には使っていませんでしたから(その時はメルセデスのマイバッハに乗車)、大使館付の車でもなさそう。

レンタカーもあり得ないでしょうから、今回のサミットの為にわざわざ中国から空輸した可能性があります

これまで中国指導者来日の際に、紅旗を空輸して持ち込んだことは無いようですから、コストをかけてでも持ち込めるだけの国力・ロジスティック能力を持ちつつあることを物語っています

なお、日中首脳会談の予想については下記記事参照

まとめ

G20に自前で車両を用意した(と思われる)国は確認出来るだけで米、中、露、トルコの4カ国。

ロシアとトルコは結局ドイツ製のメルセデスに乗っていますから、自国生産の車両で乗り付けたのは米中のみ。

指導者が乗る車両も国威発揚の一つの形態ですから、今後は日本だけでなく、世界中の国際会議の場で米国のビーストと中国の紅旗が相見えることになりそうです。

今後は国際会議に指導者が乗りつける車両にも注目していきたいですね。

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