【G20開幕直前】習近平国家主席来日 天皇陛下と会見するのか?

いよいよ開幕が迫る大阪でのG20。トランプ大統領やプーチン大統領は過去在職中に何度も来日していますが、中国の習近平国家主席が主席となった後初めて来日します。

G20前後に日中首脳会談も予定されているので、まとめてみました。

なお、前回2018年の日中首脳会談は以下の通り。

主な議題は?

日中関係は全体として改善ムードですので、尖閣諸島を巡るやりとりは冒頭で形式的に互いの立場を述べ合うでしょうが主たるテーマにならないと予想。

特に中国は米国との貿易摩擦を抱えているので、日本との共同声明の中に反保護主義の文言を盛り込みたいと考えているはずですが、どこまで言及されるかが注目点と言えるでしょう。

G20の首脳宣言に反保護主義文言が盛り込まれない公算が強くなっていますので(事実、2018年のブエノスアイレスでのG20では抑制された表現にとどまり、APECでは首脳宣言まとまらず)、中国のメンツを立てる為に二国間の共同声明では日本側が譲歩する可能性もあると思います。

他の議題としては、米イラン関係や北朝鮮の動向もあります。先日、習主席は北朝鮮を訪問していますが、米イラン間の緊張に国際的な注目が集まり、習氏訪朝は大した話題になりませんでした。二国は中東安定の最大の受益者とも言えるので、中東情勢についても共同声明で言及されるかもしれません。

また、同行者が誰かというのは気になる点。

先日の北朝鮮訪問と同様に丁薛祥氏 (中央政治局委員、中央書記処書記,中央弁公庁主任兼国家主席弁公室主任,中央直属機関工作委員会書記) と 楊潔篪氏(中央政治局委員,国務委員、国務院党組委員,中央外事工作領導グループ弁公室主任,中央海洋権益保護工作領導グループ弁公室主任) 、 王毅氏(国務委員兼外交部長)となるのではないかと予想しました。

習近平国家主席は天皇陛下と会うのか?

以前の記事ではG20に合わせて来日した習近平主席が5月に即位した天皇陛下と会見するのではないかとの観測を載せていました。

どうやら今回の訪日において、天皇陛下との 会見 は予定されていないようです。

大阪から東京までの移動が必要あることと、無理矢理天皇陛下との会見を押し込むと前回の習氏来日の様に保守派からのバックラッシュが予想された為かもしれません。 (下記は天皇特例会見)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E7%89%B9%E4%BE%8B%E4%BC%9A%E8%A6%8B

日経新聞は、習主席の国賓招待が2020年春に予定されていると報じています。サミット前後のドタバタの中ではなく、落ち着いて会見出来る環境を用意した方が得策だと日中政府は判断したようです。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46429920R20C19A6MM8000/

2020年春の国賓来日の際には、前回の記事でも言及していましたが「天皇陛下訪中」という日中関係改善の大きなマイルストーンが提起されることになりそうです。

まとめ

習主席にとっては、米中貿易摩擦や米イラン紛争危機だけでなく、香港でおこった反送中デモの動向も気になるところで、まさに内憂外患。G20開催に合わせて6月26日にもデモが香港で予定されていますし、ポンペオ国務長官は米中首脳会談で香港の人権問題を提起するとメディアに語っています。国内の人権問題への指摘は中国政府が過剰反応しがちなので、トランプ大統領はそこまで踏み込まないかもしれません。

また安倍首相にとっては、先日のイラン訪問中に日本のタンカーが攻撃されて面目丸つぶれとなったばかり。少なくともG20では、米中間の妥協点を探って首脳宣言まで持っていかないと(前述の通り2018年APECでは米中対立の為首脳宣言採択出来ず)、7月の参議院議員選挙に悪影響を与えてしまうことでしょう。

以上の点に注目した上で、習近平国家主席の訪日をウォッチングしてみたいと思います。

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