すっかり忘れていましたが、1月発行の中国株二季報を再度スクリーニングしてみました。去年の7月に行った前回のスクーリングは下記をご覧下さい。
独自スクリーニング条件は?
探し当てた銘柄は?
前回は24社だったのですが、今回は33社で9社増加しました。中国株の株価低迷により、PERや利回りが相対的に上昇し、ヒット件数増加につながったようです。今回はエクセルで予想利回り順で表示しています。少し見にくいですがご容赦下さい。
他の項目は説明不要だと思いますが、「2018年夏秋号」の項目で○が入っているのは、前回のスクリーニングでも引っかかってきた企業です。つまり安定的に業績が良いという意味。14社がランキング入りしてきました。
分析結果は?
やはり素材メーカーや部品メーカーが強いという印象。鉄鋼や石油、鉱山、金融等の中央政府や省政府等の介入度合いが強い業界を排除してしまうと純民間で生き残ることが出来る業界はある程度限られてくるのかもしれません。
また前回のスクリーニングでは入ってこなかった周大福や周生生もランキング入り。香港に行くと繁華街に必ずある両宝飾チェーン。去年の夏以降株価が下落して利回りも高くなってきました。周大福は中国本土に店舗数2,449あるとのことで(香港はわずか99)、もはや香港企業とは言えない位の規模。本土の経済成長が再び伸びれば、また株価も上がるかもしれません。
ちなみに以前に記事を書いた阜豊集団はPER、PBR、利回りは基準を超えたものの、評価Cだった為、ランキング入りせず。18年中間決算で大幅減益となったことが評価下落につながった模様。
次回のスクリーニングでは増配してるかどうかも評価の対象に入れみようと思います。中国株を長期で持つという姿勢は中々難しいとは思いますが、何十年と保有し続ければ、日本株よりもずっとリターンが大きくなるはずと考えています。
身近な日本株や華々しい米国株に比べて地味な中国株銘柄。地味だけど、意外な掘り出し物もあるはずと信じています。今後、スクリーニングリストの銘柄を個別で見ていきたいと思います。