【書評】ハーバードの自分を知る技術 社会人の自己分析におススメ

あまり自己啓発本は好きではないのですが、中々良い本があったので紹介しておきたいと思います。ロバート・スティーヴン・カプラン氏の「ハーバードの自分を知る技術ー悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ」です。

著書の経歴は?

著者ロバート・スティーヴン・カプラン氏の経歴は華々しいもので、ゴールドマン・サックスで22年勤め副会長まで上り詰めた後、ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)教授を務めました。Wikipediaによると現在はダラス連邦準備銀行の総裁を務めているそうです。

この本の特徴は?

所謂「自己分析本」は書店の就職活動コーナーに置いてありますが、学生をターゲットにしていることが殆ど。この本は、自己分析を進めようとする社会人(しかも更に昇任や転職に際して壁にぶつかった若手ビジネスマン)を念頭に置いています。

よく自己分析本にあるように、シリーズ本を沢山(毎年)出版して学生を囲い込むパターンでもなく、社会的に成功した方の自伝で典型的にあるように他の人が真似できない逸話で飾るパターンでもなく、HBSで生徒達(社会人)から実際に受けた相談に対してどのように対話し解決に導いていったかを記述しているのが特徴。しかも著者自身が、この手の本の著者の中では最も社会的に成功しているので、語る内容に説得力があります。

ちなみに章立ては以下の通り

  1. あなたが生まれもった使命ーはじめの一歩
  2. 自分の長所と短所を知ろうー自分の能力は自分で伸ばす
  3. あなたが本当にやりたいことー夢をみよう
  4. 自分を理解しようー心の声の影響力について
  5. チャンスを活かす方法ー仕事力とキャリアマネージメント
  6. 〈優秀な人〉と〈一流の人〉の違いー品格とリーダーシップ
  7. 人間関係の重要性ーすべてを一人でやることはできない
  8. なりたい自分に近づくためにーそれぞれの道を歩む

まとめ

章ごとに「やってみよう」というコラムが付いており、ステップバイステップで自己分析を進めることが出来ます。そして本の最後には「次なるステップ」という筆者が薦めるガイドラインが載っています。内容はまぁよくあるアドバイスだと思いますが、信じて継続すれば大きな違いを生み出すはずです。

どんなキャリア形成を進めていくにせよ、まず自分の置かれた状況を把握し、自分が何者であるかを知ることは全ての出発地点。学生の就職の時にあれだけ皆「自己分析」好きになったはずなのに、社会人になった途端に自己分析をすることを忘れてしまうのは勿体無いと思いませんか?浮ついた就活本を読む前にこの本を読むことをおススメします。

カプラン氏は同じ内容でGoogle本社で講演も行っているので、英語が得意な方はご覧下さい。

参考資料

ダラス連邦準備銀行 https://www.dallasfed.org/kaplan

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