【米国経済】米国 2Q GDPを予測する

7月27日に米国2018年2Q(4月~6月)のGDP成長率が発表されます。米国株をやっている人のみならず、日本株や中国株を取引している人にとっても見逃せない重要な経済統計です。

ちなみに年初の時点で2018年の米国GDP実質成長率は2.3%と予想(個人の独自予想)しており、2018年1Qの実績は前期比年率2.0%でした。

ということで、2018年2Q予想値を集めてみて、コンセンサスを探ってみましょう。

コンセンサスは?

大和総研:3.9%(参考資料1)

みずほ総研:3.1%(参考資料2)

アトランタ連邦準備銀行:4.5%(参考資料3)

ニューヨーク連邦準備銀行:2.69%(参考資料4)

フィラデルフィア連邦準備銀行:3.0%(参考資料5)

Moody’s:4.0%(参考資料6)

Wall Street Journal:4.1%(参考資料7)

 

注目すべき数値は?

中々面白いと思うのは、3番目に挙げたアトランタ連邦準備銀行のGDP予測。各種統計データが公表される度に修正を掛けているが、6月末に3.8%へと下方修正されたものの、好調な小売業売上統計や工業生産統計を反映して7月後半に上方修正され、4.5%まで上がってきています(下記資料はアトランタ連銀からの転載)。人の判断が介在しておらず、純粋に各種統計を集計したものなので注意が必要ですが、エコノミストの所謂「ポジショントーク」が含まれていないという利点もあります。ちなみにGDP公表前日の7月26日にも再度更新されるそうなので、もう一度チェックしてみようと思います。

今回改めて調べてみたのですが、アトランタ連銀とニューヨーク連銀の発表しているGDP予測は特におさえておくべき数値とのこと。今後は定期的にチェックしようと思います(今後リンク先一覧も作成していきます)。

結論は?

先日の中国のGDP予測とは違い出てきた数字にレンジがありますが、参考資料2のみずほ総研は5月の予測値で、最新の小売業や工業生産が反映されていないので、除外していいかもしれないです。ということで、2Qのレンジは3.9~4.2%あたりになりそう。CNBCの集計によると中間値は4.1%、平均値は4.2%とのこと(参考資料8)。

7月27日の21:30に発表されるそうなので、楽しみに待ちたいと思います。元々今年のアメリカのGDP予測は前述の通り2.3%と見ていましたが、思いの外2Qが好調だったので2018年通年GDPの上方修正も検討してみます。ただし、短期的にはトランプ政権の関税引き上げの押し下げ効果が発現してくるはずなので、どこまで影響を織り込むかがカギになりそうです。

【参考資料】

資料1 https://www.dir.co.jp/report/research/economics/usa/20180719_020206.html

資料2 https://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_180517.pdf

資料3 https://www.frbatlanta.org/cqer/research/gdpnow.aspx?panel=1

資料4 https://www.newyorkfed.org/research/policy/nowcast.html

資料5 https://www.philadelphiafed.org/research-and-data/real-time-center/survey-of-professional-forecasters/2018/survq218

資料6 https://www.economy.com/dismal/tools/high-frequency-gdp-model

資料7 http://projects.wsj.com/econforecast/#ind=gdp&r=12

 

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